Friday, March 08, 2019 9:35 AM

各国の積極的対話が重要 米セキュリティー大手幹部

 米情報セキュリティー大手RSAのホーリー・ロロ最高マーケティング責任者(CMO)は7日、サイバー攻撃など対応が難しい情報セキュリティーの問題を解決するには、各国の幅広い関係者が積極的に対話することが重要だと指摘した。サンフランシスコで8日まで開かれているイベント「RSAカンファレンス」で、共同通信のインタビューに応じた。

 ロロ氏はイベントの使命は「業界の壁、国の壁を越えて情報共有や対話の場を提供することだ」と強調した。各国がパビリオンを出して積極的に参加しているのは意義があり、「日本パビリオン」の初出展を「素晴らしい」と歓迎、日本が来年以降も出展を継続することに期待感を示した。

 一方、最先端のITを駆使した人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)には新手のサイバー攻撃にさらされる「未知のリスク」があるとし、例として介護ロボットが誤作動する可能性を挙げた。(共同)