Tuesday, March 12, 2019 10:51 AM

安倍総裁4選もー二階氏 24年までの党則改正に賛否

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、安倍晋三首相の党総裁連続4選論に関し「党内外や海外からの支援もあり、この状況では十分あり得る。首相は党員の期待に応えて頑張っている」と述べた。総裁任期を連続3期9年までとする党則の改正が認められ、総裁選で当選すれば任期は2024年9月まで延びる。12年12月以来、約12年間にわたり安倍首相が権力を握る異例の長期政権構想に、党内からは賛同の声が出る一方、首相と距離を置く議員を中心に警戒感も広がった。

 二階氏は、堅調な内閣支持率に加え、トランプ大統領やプーチン・ロシア大統領と個人的な友好関係を築いている首相を評価したとみられる。

 任期延長を巡り二階氏は「余人をもって代え難いときは、何ら問題はない」と強調。党内の意見を幅広く聴取する必要があるとの考えも示した。(共同)