Tuesday, March 12, 2019 10:52 AM
20年末に債務24兆ドル 壁建設に86億ドル要求
トランプ政権が11日公表した予算教書は、債務残高が2020年末で24兆ドル(約2600兆円)を突破すると予測した。慢性的な財政赤字を埋める国債の大量発行で、年間1兆ドル規模で膨らんでいる。財政運営に対する不信感から長期金利が上昇すれば、経済成長の重しになりかねない。
こうした中、トランプ政権はメキシコ国境の壁建設費として86億ドル(約9600億円)を要求。国防費は前年度比4・7%増の7500億ドルを求めた。
債務残高はトランプ政権の大型減税により税収が減少、既に22兆ドルに達した。26年末は30兆ドルを超える見込みだ。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日のCBSテレビで「債務は経済成長を上回るスピードで拡大している。長期的に持続不可能な道筋にある」と財政規律の緩みに警鐘を鳴らした。(共同)
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