Wednesday, March 13, 2019 10:25 AM

慰安婦問題で自治体交流 米市長が韓国釜山を訪問

 旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像が2013年に設置されたロサンゼルス近郊グレンデール市のシナニャン市長が13日、同様に少女像のある韓国南部・釜山を訪れ、日本の植民地支配を巡る資料を集めた「国立日帝強制動員歴史館」を視察した。訪問には、慰安婦問題を通じて自治体間交流を強める狙いがある。

 釜山市海雲台区議会が訪問を求めていた。アルメニア系のシナニャン氏は視察後、オスマン帝国で多数のアルメニア人が殺害された歴史を振り返りながら「韓国の歴史と似通った部分がある」と指摘。慰安婦問題を「世界の人権問題」と位置付け、被害者を積極的に支援する意向も示した。

 韓国滞在中、既にソウルなどにある少女像を訪れ、13日には海雲台区議会と友好協定も結んだ。(共同)