Wednesday, March 13, 2019 10:25 AM

女性閣僚、日本は171位 中国、イランを下回る

 世界の国会議員が参加する列国議会同盟(IPU、本部ジュネーブ)と国連のUNウィメンは12日、各国の女性閣僚比率(年初時点)に関する報告書を発表した。日本は188カ国中171位で、2年前より65位下げた。

 女性活躍を掲げる安倍政権は閣僚19人のうち、女性は片山さつき地方創生・女性活躍担当相のみで、比率は約5.3%。2年前より2人減り、中国やイラン(いずれも164位)を下回った。女性議員比率に関するIPU報告でも日本は193カ国中165位だった。

 IPUの広報責任者フィッツシモンズ氏は「安倍晋三首相ら政治指導者による上からの政治的意思は必要不可欠だが、女性の政治参加を妨げる障壁を取り除くには社会的・文化的な下からの変化も必要だ」と指摘した。(共同)