Wednesday, March 13, 2019 10:25 AM

障害の壁解消へ技術結集 米で世界最大の支援会議

 障害者を支える最新技術をテーマとした世界最大規模の国際会議がカリフォルニア州南部アナハイムで12日(日本時間13日)、始まった。障害のある当事者や企業の開発者、研究者らが世界から集結し、15日まで講演やセミナーを開催。就労などの社会参加、教育を促す際の壁を取り除く情報通信技術(ICT)などに加え、各国の関連制度の情報交換を行う。

 会議はカリフォルニア州立大ノースリッジ校(CSUN、シーサン)が主催する「CSUN支援技術会議」。今回で34回目となり、例年5千人程度が集まる。日本からも企業、教育関係者や学生らが参加した。

 400近いセミナーがあるほか、世界の約120社が技術を披露。視覚障害者向けの新たなナビシステムや、人工知能(AI)を使って知的障害者の文書作成を助ける技術、障害者も楽しめる天文学、自動運転の開発など多彩な発表がある。(共同)