Thursday, March 14, 2019 10:19 AM
北朝鮮制裁の効果強調 非核化は「進展なし」
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の下で制裁違反を調べる専門家パネルトップのヒュー・グリフィス調整官は13日、「朝鮮労働党の金正恩委員長が極めて理性的に(米国との対話路線に)方向転換した」と述べ、安保理が2017年12月に採択した制裁決議の効果を強調した。「非核化に向けた進展は何も起きていない」とも言明した。ニューヨークの国連本部で共同通信の単独インタビューに語った。
グリフィス氏は4月下旬に退任する予定。金氏に非核化の意思があると思うかとの問いには「(回答は)私の後任に残されるだろう」と述べるにとどめた。
グリフィス氏は、制裁決議が「金氏に極めて明確なメッセージを送った。『次に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するか核実験をしたら、さらなる制裁を科す』ということだ。金氏には(対話路線への転換以外に)選択肢がなかった」と語った。(共同)
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