Thursday, March 14, 2019 10:20 AM

児童虐待、摘発1380件 最多、保護は4500人超

 警察庁は14日、2018年に摘発した児童虐待事件は1380件(前年比21.3%増)、被害にあった子どもは1394人(同19.3%増)でいずれも過去最多だったと発表した。死亡した子どもは36人。緊急性が高いとして保護したのは最多更新の4571人(同19.1%増)だった。

 既に暫定値を発表済みだが、虐待疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子どもは8万252人。問題が深刻さを増す中、警察を含めた関係機関の対応強化が喫緊の課題となる。

 警察庁の栗生俊一長官は14日の記者会見で、児童虐待について「憂慮すべき状況。児相や学校などと連携を図りつつ、児童の安全を最優先とした取り組みを確実に進めたい」と述べた。(共同)