Thursday, March 14, 2019 10:20 AM

モナコイン詐取の疑い ハッカー少年を書類送検

 仮想通貨の保管サイトから、当時で約1500万円相当の仮想通貨「モナコイン」をだまし取ったなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は14日、電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、宇都宮市の少年(18)を書類送検した。

 仮想通貨の流出事件でハッカーを摘発したのは全国初。少年は発覚を防ぐため、通信元の特定を困難にする匿名化ソフト「Tor(トーア)」を使ったが、同課は保管サイトのサーバーの通信記録や仮想通貨の取引履歴を記録するブロックチェーンと呼ばれる技術を分析し、特定した。

 少年は容疑を認め「誰も知らない裏技を見つけた気分になり、ゲームを攻略する気持ちでやった」と供述している。(共同)