Thursday, March 14, 2019 10:21 AM
改元対応、63%調査済み 企業のシステム改修
経済産業省は14日、改元に伴って改修が必要となる和暦がシステムに使用されているかどうかの調査状況を企業に尋ねたアンケート結果を公表した。所管する製造業や流通業など2797社のうち、調査を終えたとした企業が63%となった一方、着手していない企業も20%に上り、政府は改元対応に関する情報提供を強化する。
また、システム改修の作業計画の策定が進んでいると答えた506社のうち、48%(242社)は具体的なテスト内容や実施日程までは固めていなかった。新元号が判明してから考えるという企業も多いためという。
経産省は、経理や顧客管理のシステムで和暦を使用しているケースが多いとし、多くの企業で調査が順調に進んでいると説明した。一方で、担当者は「企業間のシステム連携が複雑化しており、改元対応をしないとデータの送受信や受発注に不具合が起こる恐れが大きい」と注意を呼び掛けている。(共同)
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