Thursday, March 14, 2019 10:21 AM
貿易促進へルール強化を 経済界サミット開幕
日米欧や中国といった20カ国・地域（G20）の経済団体の幹部らが参加する経済界サミット（B20）が14日、東京都内で開幕した。米中貿易摩擦の影響が鮮明になる中、公正な貿易・投資を促す国際ルールの強化や、経済のデジタル化への対応などを2日間かけて議論し、15日に共同提言を取りまとめる。
主催した経団連の中西宏明会長は歓迎レセプションで「議論を通じ、グローバルな課題に対応するための方向性や、解決策を生み出せればと思っている」とあいさつした。
共同提言は、6月に大阪市で開かれるG20首脳会合の議長、安倍晋三首相に提出する。貿易面では世界貿易機関（WTO）改革を通じた公正・公平な競争環境の整備を重視。巨大IT企業に対する新税制「デジタル課税」については各国独自の導入を避け、統一ルールを作るよう主張する。（共同）
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