Thursday, March 14, 2019 10:22 AM

民主オルーク氏、出馬表明 米大統領選、若手のホープ

 民主党の若手のホープと評されるベト・オルーク元下院議員(46)は14日、来年の大統領選への立候補を表明した。トランプ大統領の再選阻止を狙う民主党では10人以上が出馬。若者に人気のあるオルーク氏がベテラン上院議員らとの混戦を制することができるかどうか注目されている。

 オルーク氏はツイッターやフェイスブックに投稿したビデオ声明で「わが国の経済と民主主義、気候の危機はかつてないほど大きい」として、トランプ政権下の米国の現状に憂慮を示し「分断した国家を結束させる前向きな選挙運動」を行うと述べた。

 オルーク氏はメキシコ国境にあるテキサス州エルパソ出身で下院議員を2013年から3期6年務めた。トランプ氏の国境の壁建設方針に真っ向から反対し、寛容な移民政策を掲げる。昨年の中間選挙ではテキサスの連邦上院選で共和党現職の有力議員クルーズ氏に僅差で敗れながら、保守の牙城での健闘ぶりが全米の注目を集めた。(共同)