Thursday, March 14, 2019 10:22 AM

「合意なき離脱」を拒否 英下院、延期可決濃厚

 英国の欧州連合(EU)からの離脱期日が29日に迫る中、英下院は13日、EUと条件の合意のないまま離脱する「合意なき離脱」を拒否することを賛成多数で可決した。経済混乱に懸念を示した形。これを受け下院は14日(日本時間15日未明)、離脱延期の是非を問う採決を実施、可決するとの見方が濃厚だ。今後、延期に関してEUの了承が得られるかどうかが焦点となる。

 ただ、延期しても短期間とみられ、合意なき離脱の懸念は依然として残る。一方、延期が否決されれば、29日に合意なき離脱となる可能性が急速に高まりそうだ。

 13日の採決は、EUとの離脱合意案が下院で12日に否決されたのを受け実施。賛成321票、反対278票だった。(共同)