Friday, March 15, 2019 10:22 AM

独政府、米との協力重視 華為製品排除問題で

 ドイツ政府報道官は15日までに、同国の第5世代(5G)移動通信システム整備で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製品を採用すれば機密情報の共有を制限すると米国が警告したことに関連し、米独情報機関の協力は「非常に重要だ」と述べた。対米関係を基軸に据えていると強調した形だ。

 ドイツはファーウェイ製品の排除を強行しない方向で調整を進めており、米国が不満を募らせていた。

 報道官は13日の記者会見で、5G整備を巡り、米国を含めた関係国と対話を進めていることも明らかにした。メルケル首相は12日、5G整備では「安全性が極めて重要だ」と訴え、厳格な保安対策を取る考えを示していた。(共同)