Friday, March 15, 2019 10:23 AM

モスクで銃乱射、49人死亡 NZ南島、「テロ」と首相

 ニュージーランド南島のクライストチャーチで15日、2カ所のモスク(イスラム教礼拝所)で銃乱射事件が発生し、警察によると49人が死亡した。アーダン首相は「テロ」と断定した。警察は3人を拘束し、うち20代の男1人を殺人容疑で訴追。共犯者の有無や動機の解明など本格的捜査に乗り出した。

 容疑者の1人は襲撃の際、自身の頭部に着けたとみられるカメラで動画を撮影しながら、インターネット上で17分間にわたって生中継しており、犯行の異様さは際立っている。

 ロイター通信は、乱射を実行したと主張する白人の男が、移民を「侵略者」と呼び、敵視する声明を残していたと報じた。男は声明で、2011年にノルウェーで計77人を殺害した極右の白人至上主義者、アンネシュ・ブレイビク受刑者から「大きな刺激」を受けたとしている。(共同)