Thursday, March 21, 2019 10:21 AM

装置更新で訓練義務付け ボーイング「近く実施」

 サウスウエスト航空の操縦士組合は20日、航空機大手ボーイングが旅客機737MAX8の墜落事故を受けて自動失速防止装置のソフトを更新した場合、操縦士はコンピューター上での追加訓練が義務付けられると明らかにした。組合員宛てのメモをロイター通信が伝えた。

 ボーイングは、墜落原因となった可能性が指摘される自動失速防止装置のソフトを「近いうちに」更新するとしている。連邦航空局(FAA)は20日、新たなソフトのインストールと訓練が優先課題だとする通知を各国の航空当局に送付した。

 一方、ブルームバーグ通信は、運輸省と司法省と連邦捜査局(FBI)が、昨年10月にインドネシアで起きた格安航空会社(LCC)ライオンエアの737MAX8墜落事故の数週間後から、自動失速防止装置に関する調査を数カ月間にわたり続けていると報じた。(共同)