Friday, March 22, 2019 10:19 AM

台湾人男性に在留特別許可 日本人との同性カップル

 千葉市に住む50代の日本人男性と約25年間同居している40代の台湾人男性に対する国外退去処分を法務省が撤回し、在留特別許可を出したことが22日、分かった。15日付。台湾人の男性は処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴していたが、許可を受けて訴訟を取り下げた。男性側の弁護団が明らかにした。

 弁護団は、同性の日本人をパートナーに持つ外国人に在留特別許可が出たのは初めてとし「(実質的には婚姻関係にある)同性カップルであることが許可の重要な判断要素になったと考えている」と話した。

 一方、法務省入国管理局は「これまでの一般的な在留特別許可の判断と同様、在留状況や生活実態などを総合的に勘案した。日本人男性とパートナー関係にあることを特に重視していない」とのコメントを出した。今後、同様の判断が他の同性カップルに及ぶかどうかは未知数だ。(共同)