Friday, March 22, 2019 10:21 AM
ネタニヤフ氏に肩入れ露骨 イスラエル総選挙で米政権
4月9日のイスラエル総選挙を前に、汚職疑惑で苦戦するネタニヤフ首相に対し、トランプ政権が露骨に肩入れしている。イスラエル占領地の主権承認の表明など「外交上の成果」を次々に提供。関係が緊密なネタニヤフ氏再選を後押しするとともに、来年の米大統領選をにらみ、親イスラエルの支持基盤にアピールする狙いもあるとされる。
「52年を経て、米国がイスラエルの主権を完全に認める時だ」。イスラエルが1967年の第3次中東戦争でシリアから奪った占領地ゴラン高原を巡り、トランプ氏は21日、こう強調した。
イスラエルは、シリア内戦を機に存在感を高めたイランが、シリアのイスラエル境界付近で拠点を構築していると懸念。国際的に承認されていないゴラン高原でのイスラエルの主権を認めるよう米国に働き掛けを強めており、ネタニヤフ氏の「大きな成果」となる。(共同)
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