Friday, March 22, 2019 10:21 AM

北朝鮮非難決議を採択 国連人権理、12年連続

 国連人権理事会(47カ国)は22日、北朝鮮の人権状況を強く非難する欧州連合(EU)提出の決議案を採択した。非難決議の採択は12年連続。「国家の最高レベルで決めた政策に従って人道犯罪が行われてきた」と指摘しており、北朝鮮の反発は必至とみられる。

 採択前に中国とキューバが「対話が必要な時に圧力と対立をもたらすだけだ」と反対、全会一致にはならなかった。北朝鮮は会合を欠席した。

 昨年まで11年連続で共同提出してきた日本は、拉致問題解決に向けた日朝対話を狙い、今年は提案国にならなかった。日本が前面から退いたことで、国連を舞台にした北朝鮮の人権侵害追及の動きが鈍る可能性もある。日本は会合で発言しなかった。(共同)