Monday, March 25, 2019 10:17 AM

禁止条約へ動き強まるか 国連のロボ兵器規制会議

 人工知能(AI)を持ち、敵を自動的に殺傷する「殺人ロボット兵器」の規制に関する国連公式専門家会議が25日、ジュネーブで始まった。議論は3年目に入ったが、武器輸出大国の米国やロシアの反対で規制交渉入りのめどは立たず、中南米諸国などが主張する禁止条約制定に向けた動きが強まるかどうかが焦点。

 日本は条約制定は時期尚早としながらも、ロボット兵器には「人間の制御が不可欠だ」とする作業文書を会議に提出。規制の必要性をうたう成果文書取りまとめを各国に働き掛ける意向だ。

 会議は3月と8月に計7日間開かれ、最終日の8月21日に議長が報告書をまとめる予定。(共同)