Tuesday, March 26, 2019 10:10 AM

ボクシング判定で不正疑惑 リオ五輪、東京にも影響か

 2016年リオデジャネイロ五輪のボクシングで、判定を巡って不正の疑いがあるとフランスのルモンド紙(電子版)が26日までに報じた。不可解な判定や八百長疑惑に加えて統括団体の組織運営にも問題を抱えるボクシングについて、国際オリンピック委員会(IOC)は20年東京五輪の実施競技から除外する可能性を示しており、影響する可能性もある。

 ボクシングはリオ五輪の期間中、複数のレフェリーや採点担当のジャッジが必要な水準にないとして大会から排除される事態に発展した。同紙によると、国際ボクシング協会(AIBA)内部の調査報告書やメールから、フランス人の事務局長(当時)や審判員に不正の疑いを示す内容が見つかった。フランス選手が不正判定で恩恵を受けたとみられるという。

 IOCは東京五輪での実施可否を判断するため調査委員会を設置しており、6月の総会で最終判断する方針。(共同)