Tuesday, March 26, 2019 10:14 AM
安保や気候対策で協調構築 仏独中EU、初の4者会談
フランスのマクロン大統領は26日、ドイツのメルケル首相、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長と共に、中国の習近平国家主席と4者会談をパリの大統領府で行い、安全保障や気候変動対策を巡り強力な国際協調を構築する必要性で一致した。
中国トップの訪問に合わせ、共に欧州をけん引するドイツとEUの首脳を招いた初の会談。トランプ政権の単独行動主義に対し、欧州と中国で多国間主義の重要性を訴えた形だ。国際社会で影響力を増す中国へ、欧州の一体性を示し通商問題などで注文も付けた。
会談後の記者会見で、マクロン氏は「近年例のない(国際的)危機の中、欧州と中国の対話は多国間主義を守るため避けられなくなった」と指摘。習氏も欧州との関係について「意見の食い違いや一定の競争はあるが、協力の方が競争よりも大きい」と述べ、協力を重視する姿勢を示した。(共同)
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