Wednesday, March 27, 2019 10:40 AM

電磁パルス対策を指示 米大統領令

 トランプ大統領は26日、電磁パルス(EMP)の研究と対策を強化するよう公共・民間部門に指示する大統領令に署名した。北朝鮮が2017年に水爆を上空で爆発させて広範囲にEMP攻撃を加えることができると主張するなど、各国が開発を進めている可能性があり、対策を急ぐ必要があると判断したとみられる。

 大統領令によると、約40キロ以上の上空で核爆弾を爆発させるとEMPが発生する。地磁気による自然発生のものもある。

 EMPにより、広範囲で電力・通信インフラが破壊され、都市機能がまひする懸念がある。(共同)