Friday, March 29, 2019 10:46 AM

米中貿易協議「長期化も」 首脳会談、開催めど立たず

 トランプ政権の経済政策を担当するクドロー国家経済会議委員長は28日、中国との貿易協議について「期限ありきではなく、内容と合意順守の枠組み次第だ。数カ月かかっても構わない」と述べ、長期化を示唆した。中国の構造改革を巡り、安易に妥協しない姿勢を強調した。ロイター通信によると、決着は5月や6月にずれ込む可能性もあるという。

 29日には北京で閣僚級の2日目の協議が開かれた。米中双方は知的財産権保護や合意順守の枠組み作りを巡り意見が隔たっている。最終合意の場となる首脳会談の時期のめどは立っていない。

 閣僚級協議には中国側は劉鶴副首相、米国側はライトハイザー通商代表、ムニューシン財務長官が出席。この後、劉氏は訪米し4月3日からワシントンで閣僚級協議を再開する。(共同)