Friday, March 29, 2019 10:46 AM

台湾潜水艦24年にも進水 海外からの装備品にめど

 台湾の厳徳発国防部長(国防相)は28日、台湾が進めている潜水艦建造計画に関し、必要な海外の装備品や技術の調達にめどがつき、2024年には進水できるとの見通しを示した。29日付の台湾紙が報じた。

 防衛産業育成を重視する蔡英文政権は潜水艦の自主建造を決めたが、ディーゼルエンジンなどの装備には海外の支援が不可欠で、調達できるかどうかが焦点となっていた。台湾軍は練習艦を含め計4隻の潜水艦を保有するが、老朽化が著しい。

 厳部長は立法院(国会)の外交・国防委員会で建造計画の現状を報告。700余りの装備品や技術の輸入許可が得られたとし、9月に具体的な設計に着手するとした。(共同)