Tuesday, April 02, 2019 10:29 AM
バイデン氏にセクハラ問題 米大統領選、波乱要因
来年の米大統領選への立候補に意欲を示す民主党重鎮のバイデン前副大統領(76)にセクハラ問題が浮上した。女性2人が相次いで実名で被害を訴えた。オバマ前政権を支えたバイデン氏はトランプ大統領打倒を狙う民主党の最有力候補で、出馬表明が近いとの観測が強まっていた中での動き。選挙戦の波乱要因となりそうだ。
1人目の元ネバダ州議会議員ルーシー・フローレスさん(39)は2014年の選挙イベントの際に肩を触られ、髪のにおいをかがれるなどして不快な思いをしたと3月29日にネット上に書き込んだ。バイデン氏は31日、当時のことを「覚えていない」とし「公職人生で不適切に行動したことは一度もないと確信する」との声明を出したが、フローレスさんはCNNテレビで「悪いことをしたと認めてほしい」と強調した。
2人目は民主党連邦下院議員の元スタッフ、アミー・ラポスさん(43)。3月31日にフェイスブックで「私も似たようなことをされた。不愉快だった」と名乗り出て、4月1日に米メディアに詳細を語った。09年の政治資金パーティーで体を引き寄せられたという。(共同)
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