Wednesday, April 03, 2019 10:33 AM

自動運転車「技術の進歩」 国家公安委員長が公道試乗

 山本順三国家公安委員長は3日、横浜市の日産自動車本社周辺で、同社などが開発中の自動運転実験車に試乗した。政府は3月、自動運転に関する規定を盛り込んだ道交法改正案を閣議決定しており、閣僚として技術開発の進捗状況を把握するのが目的。「車線変更してくる車にも的確に対応し、技術の進歩を確認できた」と強調した。

 後部座席で約30分間、公道での自動運転走行を体験した山本氏は、記者団に「非常にスムーズだった」と説明。今後の課題にも触れ「安心安全をどう守っていくかが大事。サイバー攻撃への対策レベルなども見定めながら、いろんな議論を参考にしたい」と述べた。

 道交法改正案は、一定の条件下で緊急時以外はシステムが運転を担う「レベル3」の走行を可能とする内容。ドライバーがすぐに運転を交代できる状態であれば、スマートフォンの利用やテレビの視聴を認める。(共同)