Thursday, April 04, 2019 10:19 AM

元徴用工訴訟で追加提訴 日本コークスなど4社

 韓国で日本企業を相手取った元徴用工や元朝鮮女子勤労挺身隊員らの訴訟を支援している弁護団などは4日、存命中の元徴用工ら4人と、故人6人の遺族の計31人が日本コークス工業(旧三井鉱山)など日本企業4社に対し、当事者1人当たり約1億ウォン(約1000万円)の損害賠償を求める8件の追加訴訟を同日起こしたと発表した。

 韓国最高裁が日本製鉄(当時新日鉄住金)に賠償を命じた昨年10月の確定判決以降、日本企業敗訴の司法判断は固まっており、追加提訴による訴訟でも企業に賠償が命じられる公算だ。被告企業数も賠償額の規模も拡大する見通しだ。

 4日提訴分のほかの被告は日本製鉄と三菱重工業、不二越。支援団体関係者によると、三菱マテリアルなど別の6社などへの提訴準備も進めている。追加提訴は最初の確定判決から半年後まで可能との司法判断があり、この判断に基づく期限の今月末まで追加提訴が続く見通しだ。(共同)