Friday, April 05, 2019 10:18 AM
新型潜水艦の建造本格化か 北朝鮮、米攻撃能力に懸念
5日付の韓国紙、朝鮮日報は北朝鮮が最近、東部新浦の港で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)用の3000トン級の新型潜水艦建造に本格着手したと報じた。米国をにらんだ交渉戦術の可能性もあるが、実現すればグアムやハワイへの攻撃能力確保につながるとの懸念もある。
韓国軍高官は同紙に、建造に必要とみられる部品が多数持ち込まれたと指摘。SLBMの発射実験のためのバージ船(はしけ船)を沖合に移す動向も捉えられ「新型潜水艦の建造とSLBM実験を継続するという意味だ」と解説したという。
同紙は「SLBM3、4発を搭載できる3千トン級の潜水艦建造に成功すれば、北朝鮮の戦略的打撃能力は画期的に高まりかねない」と指摘した。韓国国防省関係者は5日「潜水艦関連の動向を追跡監視している」と述べたが、建造の事実確認は避けた。(共同)
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