Wednesday, April 10, 2019 10:19 AM
リチャード・コール氏死去 日本初空襲の最後の元米兵
太平洋戦争で米軍が日本本土を初めて空爆した「ドゥーリトル空襲」に参加した元米兵の最後の生存者として知られたリチャード・コール氏が9日、テキサス州サンアントニオの軍病院で死去した。103歳だった。AP通信などが伝えた。
1915年、オハイオ州生まれ。40年に陸軍航空部隊に入隊し、41年12月、旧日本軍の真珠湾攻撃で戦端が開かれた太平洋戦争に従軍した。42年4月18日、ドゥーリトル中佐(当時)が隊長を務めたB25爆撃機16機、80人が参加した部隊による東京や名古屋、神戸などへの初めての空襲で、隊長機に副操縦士として搭乗した。
ドゥーリトル空襲は真珠湾攻撃への報復として計画。最後の生存者だったコール氏は2017年3月、当時東京で空襲を経験したジャーナリスト松尾文夫さん=今年2月死去=とテキサス州で面会、和解を果たした。トランプ大統領が17年7月、体調を崩したコール氏を電話で見舞ったこともあった。(共同)
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