Friday, April 12, 2019 10:09 AM

元本塁打王が無安打記録 デービス、ついに史上最長

 大リーグで歴史的な不名誉記録が更新され続けている。かつて本塁打王に2度輝いたオリオールズの内野手デービスに全く安打が出ないのだ。11日に本拠地ボルティモアで行われたアスレチックス戦でも3打数無安打。メジャー公式サイトによると、昨季からの連続無安打は61打席、53打数で、ともに野手として史上最長となっている。

 通算283本塁打を放つなどもともと長打力が売りで、通算打率2割3分台と確実性は低い打者ではあった。昨季は打率1割台で16発を放っている。さらに、この日の第1打席で中堅への強烈な飛球を好捕されるなど運にも見放された格好だ。「それが現状。感覚は(これまでと)全く違うので、結果も変わるといいんだけれど」と嘆く。

 救いは地元ファンから温かい声援が目立ったこと。これには「本当にありがたい。感謝している。大声で後押ししてくれるんだ」と感激している。八回の打席に入る際にはスタンディングオベーションで迎えられた。(共同)