Monday, April 15, 2019 10:35 AM

人道支援受け入れを要求 ベネズエラに米国務長官

 南米を歴訪していたポンペオ米国務長官は14日、政治や経済の混乱が続くベネズエラと国境を接するコロンビア北部ククタに立ち寄り、同国のドゥケ大統領とベネズエラから逃れた人たちが暮らす移民センターを訪れた。ポンペオ氏はベネズエラの反米左翼マドゥロ大統領に、米国などからの人道支援物資を受け入れるよう改めて要求した。

 マドゥロ氏に対抗して暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長が2月、ククタなどを通じて人道支援物資搬入を試みたが、政権の抵抗に遭い失敗。物資は国境近くの集積所に置かれたままになっている。ポンペオ氏は「(両国を結ぶ)橋と国境を開放せよ」とマドゥロ氏に呼び掛けた。

 ポンペオ氏は12〜14日の日程で南米のチリ、パラグアイ、ペルー、コロンビアを訪れ、首脳らと会談した。(共同)