Tuesday, April 16, 2019 10:22 AM
洪水監視カメラ全国配備 中小河川3700カ所
国土交通省は本年度、河川の様子をインターネットで配信する簡易型監視カメラの全国配備を始める。中小河川を中心に、洪水の危険性が高く近くに人家や重要施設がある約3700カ所に2年以内に設置。大雨で水かさの増す映像や画像を、スマートフォンなどを通じてリアルタイムで伝える。昨夏の西日本豪雨などを受けた対策の一環で、住民の早期避難につなげる。
主要河川は既に監視カメラが設置されているが、より住民に身近な中小河川でも整備を進める。西日本豪雨では避難勧告や避難指示が住民の行動に結びつかない問題が改めて指摘された。国交省担当者は「生の映像ならば、切迫感を持って危険性を伝えられる」と効果に期待している。
設置先は、昨年の重要インフラ緊急点検で把握した全ての危険箇所。具体的な地名は非公表だが、国が管理する河川で約1700カ所、都道府県管理河川で約2千カ所あるという。(共同)
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