Tuesday, April 16, 2019 10:24 AM

高校銃乱射事件の報道評価 地元紙にピュリツァー賞

 コロンビア大は15日、優れた報道をたたえるピュリツァー賞を発表した。最高の栄誉とされる公益部門では、17人が殺害されたフロリダ州の高校銃乱射事件の背景や影響を追及した地元紙サウスフロリダ・サン・センティネルを選んだ。各部門で銃問題を扱った報道が選出される一方、トランプ米大統領関連の受賞も目立った。

 事件は昨年2月、同州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高で当時19歳だった同校の元男子生徒が半自動小銃を乱射し、生徒14人を含む17人を殺害。銃規制を求める同校の生徒らの抗議活動が米国各地に広がった。

 同紙は事件前後の高校幹部や地元捜査当局者らによる対応の不備が、惨劇につながった可能性があると指摘したことが評価された。同紙の公益部門受賞は2度目。(共同)