Tuesday, April 16, 2019 10:25 AM

トランプ氏「米朝急がず」 北朝鮮にボール投げ返す

 トランプ大統領は15日、ミネソタ州での会合で、北朝鮮との非核化交渉について「急ぐことはない。完璧に推移している」と述べ、時間をかけてでも核放棄への具体的な行動を引き出すのが先決だとの考えを示した。ポンペオ国務長官も、北朝鮮が非核化の「約束」を果たすことが不可欠だと述べた。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日の演説で、米側が姿勢を改めれば3回目の首脳会談に応じる用意があるとして譲歩を要求。これに対し、米側がボールを投げ返したと言えそうだ。

 トランプ氏は金氏との関係が「良好」だとこれまでの発言を繰り返し、「多くの建設的なことが進行中だ」と語った。(共同)