Thursday, April 18, 2019 10:22 AM

中国のネット通販撤退へ アマゾン、競争に敗れ

 インターネット通販大手のアマゾン・コムは18日、中国国内でのネット通販事業を7月18日に停止すると発表した。アリババグループなど中国勢が圧倒的なシェアを持つ中、アマゾンは現地化がうまくいかずに競争に敗れ、撤退を決めた。中国メディアなどが報じた。

 アマゾンは2004年に中国のネット通販企業を買収して中国市場に参入したが、アリババや京東集団(JDドット・コム)などが安売りや物流事業の強化で中国人消費者のニーズをつかんで急成長。米調査会社によると、昨年のアマゾンのシェアはわずか0.7%だった。

 アマゾンは海外からの輸入品を販売する越境通販のほか、電子書籍端末「キンドル」のサービスは継続する。(共同)