Thursday, April 18, 2019 10:23 AM

北朝鮮「新型誘導兵器」 正恩氏、発射実験視察

 北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、金正恩朝鮮労働党委員長が17日、「新型戦術誘導兵器」の発射実験に立ち会ったと報じた。写真は公開されず、兵器の詳しい種類や実験場所は不明。米国や日本に届く長距離弾道ミサイルではないとみられ、短距離ミサイルや精密爆弾の可能性がある。2月末の米朝首脳会談決裂を受け、軍事力強化を誇示、米国をけん制する狙いがありそうだ。

 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン北米局長は18日、ポンペオ米国務長官が金正恩氏について「妄言を吐いた」などと非難、ポンペオ氏が非核化交渉に関われば物事はこじれるだけだとして別の人物への交代を求めた。

 金正恩氏による兵器実験視察は昨年11月に「先端戦術兵器」実験の視察が報じられて以来、5カ月ぶり。米韓両軍や日本の防衛当局が詳しい分析を進めている。(共同)