Tuesday, April 23, 2019 10:30 AM

中国、国際観艦式を開催 海軍70年、協力姿勢強調

 中国海軍は23日、山東省青島市沖で海軍創設70周年を記念した国際観艦式を実施した。習近平指導部は空母や新型の駆逐艦などを参加させ国力を誇示する一方、各国海軍との協力姿勢も強調し、中国軍の拡大に対する国際社会の警戒感を和らげたい考えだ。中国海軍が国際観艦式を実施するのは創設60周年の2009年以来、10年ぶり。

 新華社電によると、習国家主席は観艦式に先立ち青島で各国代表と面会し「海洋の発展と繁栄のため各国の軍隊と共に積極的な貢献をしたい」と述べ、中国海軍との協力を呼び掛けた。

 一方、東・南シナ海での領有権問題を念頭に「国家間では何かあれば話し合わなければならない。武力や、武力による威嚇に訴えるべきではない」と主張。また中国海軍は「国際的な航行の安全を保障する」と述べた。(共同)