Tuesday, April 23, 2019 10:30 AM
原油相場、上昇継続か 根強い供給不安
トランプ政権がイラン産原油の全面禁輸を発表したことで、ニューヨーク原油先物相場は約半年ぶりの高値水準に上昇した。22日に取引の中心となる5月渡しの終値は1バレル=65.70ドルだった。トランプ政権は石油輸出国機構(OPEC)の事実上の盟主であるサウジアラビアなどの供給拡大を求めているが供給不安は根強く、上昇基調が当面続くとの見方が出ている。
ニューヨーク市場では23日から、指標となる米国産標準油種(WTI)の取引の中心は6月渡しに移行。23日の時間外取引では一時、1バレル=66ドル台をつけた。
「トランプ大統領はサウジとアラブ首長国連邦(UAE)が原油の不足分を補うものだと思っている」。ロイター通信は22日、米政府高官の発言を伝えた。(共同)
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