Friday, April 26, 2019 10:14 AM

アイシン系、米国に新工場 4億ドル投じ変速機生産

 トヨタ自動車グループの部品メーカー、アイシン精機は26日、子会社アイシン・エィ・ダブリュ(AW、愛知県安城市)が米国に自動変速機の新工場を建設すると発表した。投資額は最大約4億ドル(約440億円)で、2021年9月の稼働を目指す。合理化のため本業と関係の薄い家庭用ミシンとベッドの製造販売からの撤退も公表した。

 新工場の生産能力は年間約20万台で、約900人を雇用する。建設地は今後詰める。トランプ政権が雇用の拡大を求めており、現地の生産能力を強化するトヨタの動きに対応する。

 ミシン事業はアイシンの前身企業が1946年に始めた。国内販売は今月、海外販売は20年3月にそれぞれ終了する。ベッド事業には66年に参入し、近年は「アスリープ」のブランド名で展開している。19年度内に販売を終える。(共同)