Friday, May 03, 2019 10:08 AM

北朝鮮、数百万人飢餓迫る 深刻な食料不足とWFP

 国連機関の世界食糧計画(WFP)は3日、北朝鮮の2018年の農業生産が過去10年で最低となり、深刻な食料不足から数百万人に飢餓状態が迫っていると発表した。約1010万人が十分な食料を得られておらず、国際支援が必要だとしている。

 WFPは国連食糧農業機関(FAO)と共同で3月末から4月中旬まで北朝鮮で現地調査を実施。これに基づき公表した緊急報告によると、北朝鮮の18年の農業生産は約490万トンで、136万トンが不足している。19年春収穫の小麦などの生産見込みも良くないという。

 この結果、今年1月から国民1人当たりの食料配給量が1日300グラムに減らされた。18年は380グラムだった。(共同)