Monday, May 06, 2019 11:03 AM

ハマス、停戦合意を発表 イスラエルとの応酬沈静化

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは6日、エジプトの仲介で、イスラエルとの停戦に合意したことを明らかにした。ガザからのロケット弾発射や、イスラエル軍のガザに対する攻撃は6日未明から停止しており、情勢は沈静化しているもようだ。

 イスラエルは公式に停戦を確認していないが、軍は6日朝、ガザに近い地域に出していた学校休校や道路封鎖などの制限を解除すると発表した。イスラエルとハマスの間では4日以降、近年で最大規模の攻撃の応酬があり、被害拡大が懸念されていた。

 軍などによると4日以降、ガザから約690発のロケット弾が発射され、イスラエル側で4人が死亡。軍はハマスの関連施設など約350カ所を攻撃し、ガザの保健当局によると、幼児や妊婦を含むパレスチナ人25人が死亡した。2014年の大規模戦闘以降で最悪規模の被害となった。(共同)