Monday, May 06, 2019 11:03 AM

ロシア機炎上、41人死亡 モスクワに緊急着陸

 モスクワ北西部のシェレメチェボ空港に5日夜(日本時間6日未明)、アエロフロート・ロシア航空の旅客機が緊急着陸し、炎上した。ロシア連邦捜査委員会は6日、乗客73人、乗員5人の計78人のうち41人が死亡したと発表した。機体の後ろ半分が焼損しており、後部座席の乗客が逃げ遅れて大きな被害が出たもようだ。

 事故を起こしたのはモスクワから北西部ムルマンスクに向かっていたロシア製のスホイ・スーパージェット100。機長によると、離陸直後の機体への落雷で管制との通信が途絶。飛行をコンピューター制御の自動から手動操縦に切り替え、モスクワに引き返した。通信は非常用の一部が回復しただけだったという。

 連邦捜査委員会は6日、事故原因として(1)機長や管制官、整備士の人的ミス(2)機体の故障(3)悪天候ーの可能性を指摘。回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を進めている。(共同)