Tuesday, May 07, 2019 10:19 AM

ベネズエラに新たな圧力か 米副大統領演説へ

 ロイター通信は6日、ペンス米副大統領が7日午後(日本時間8日未明)に予定している演説で、ベネズエラ軍のマドゥロ政権からの離反を促す策など、新たな対ベネズエラ圧力強化策を表明すると伝えた。最高裁判事全員を制裁対象にすることや、体制転換後の経済支援策も含まれるという。

 米国は、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長が4月末に蜂起を呼び掛けた際にも、グアイド氏を全面的に支持する立場を取った。軍人の離反が小規模にとどまり不発に終わったことから、マドゥロ政権への圧力を立て直す狙いがある。

 ポンペオ米国務長官は5日の米テレビ番組で、マドゥロ大統領追放に向け、米軍の関与も含めグアイド氏を支援する「あらゆる選択肢」を用意していると述べていた。(共同)