Wednesday, May 08, 2019 10:31 AM

セブンがプラ製レジ袋全廃 紙袋などに変更、30年目標

 セブン&アイ・ホールディングスは8日、2030年までを目標にプラスチック製レジ袋を全廃する方針を発表した。プラスチックごみによる海洋汚染問題に対応し、紙袋や生分解性素材の活用などによる代替を目指す。

 セブン&アイは8日、50年までに取り組むグループ全体の環境施策を公表した。レジ袋の全廃はその一環で、4月からセブン-イレブンの横浜市内の店舗でプラ製の袋と紙袋を客に選択してもらう実験を開始している。紙袋の使い勝手や来店客の意向も考慮して、代替品の検討を進める予定だ。イトーヨーカドーとヨークベニマルでは12年からレジ袋を有料化しており、削減につながっているという。

 セブン&アイはほかに、弁当や総菜、プライベートブランド商品などで使う容器についても、プラスチックを30年までに半減し、50年までに全廃する方針だ。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献を掲げており、幅広く環境対策に取り組む。(共同)