Thursday, May 09, 2019 10:13 AM

アフリカ豚コレラ対策議論 7月東京で国際会議開催

 中国などアジア地域で感染が拡大しているアフリカ豚コレラに対応するため中国や韓国やベトナムなどの検疫担当者や専門家が協議する国際会議が7月に東京で開催されることが9日、分かった。すでに発生した国の対応事例や未発生国の検疫体制を共有し、アジア地域内での拡大を防ぐ。

 会議では国境での検疫体制や農場へのウイルス侵入を防ぐための方法などについて議論し、有効な対策をまとめる。アジア地域には豚の検査や検疫の体制の整備が遅れている国もあり、地域で足並みをそろえる。

 アフリカ豚コレラは昨年に中国で発生した後、モンゴルやベトナムに広がるなど警戒感が高まっている。会議は2回目で、4月の第1回会議では、情報共有体制の構築に取り組むことを確認していた。(共同)