Friday, May 10, 2019 10:56 AM
上場企業3年ぶり減益へ 貿易摩擦、中国減速響く
上場企業の2019年3月期決算の純利益合計が前期に比べ3.2%減と、3年ぶりに減益となるペースで推移していることが10日、分かった。米中貿易摩擦などを背景にした中国経済の減速が響き、製造業を中心に業績の頭打ち感が強まった。政府は景気回復が続いているとの判断を維持しているが、既に企業経営は厳しい状況に立たされている姿が浮かび上がった。
SMBC日興証券が東京証券取引所第1部に上場する3月期決算企業のうち、9日までに業績を発表した555社(全体の37.5%)を集計した。製造業(260社)は2.3%減、金融を除く非製造業(263社)は0.3%増だった。金融(32社)も株式売買の低迷で証券が大幅減となった。
各社の20年3月期の業績見通しによると、純利益合計は前期比9.6%増を見込んだ。非製造業がけん引し、製造業も横ばい水準まで持ち直すと予想した。ただ米中の対立は解決の兆しが見えないことに加え、ことし10月には消費税増税を控えており企業業績が回復するかどうかは不透明だ。(共同)
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