Monday, May 13, 2019 10:19 AM

米、対中関税詳細公表へ 残る3000億ドル分、消費財対象

 トランプ政権は13日、中国からの輸入品全てに追加関税を課す手続きの詳細を公表する。これまで対象外だった米アップルの「iPhone(アイフォーン)」やスニーカーなど残る約3000億ドル(約33兆円)分に課す方針で、消費財が幅広く含まれる見通しだ。中国に対する圧力を最大限に強めて構造改革を迫り、貿易赤字の削減につなげる狙いがある。

 10日には2000億ドルを対象とした追加関税率を10%から25%に引き上げたばかり。一方的な制裁強化に中国は反発しており、報復する構えだ。

 6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(大阪サミット)に合わせ、両国は首脳会談を検討しているが、主張には隔たりがある。それまでに協議が大きく進展するかどうかは見通せない。(共同)