Monday, May 13, 2019 10:21 AM

上院で大統領派圧勝へ 比の中間選挙、投開票

 フィリピンの上下両院議員と地方の首長らを決める中間選挙の投票が13日実施され、即日開票作業が始まった。地元メディアが報じた非公式集計によると、政権運営を左右する上院選(定数24の半数改選)では、ドゥテルテ大統領を支持する候補者が議席の大半を獲得し、圧勝する勢いとなっている。

 2016年6月に就任したドゥテルテ氏の人気は依然高く、3月に実施された世論調査で政権支持率は81%に上った。人気に乗じて親ドゥテルテ候補が上院の大多数を占めれば、22年までの任期後半もドゥテルテ氏は議会への影響力を保ち、強権体制を維持しそうだ。

 62人の候補者が上院の12議席を争った。非公式集計では、ゴー前大統領特別補佐官や強権的な麻薬犯罪対策を指揮したデラロサ前国家警察長官が当選確実の勢い。長期独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長女アイミー・マルコス氏も12位以内に入った。(共同)