Wednesday, May 15, 2019 10:26 AM

辞職勧告決議提出を検討 野党、戦争発言の丸山氏に

 立憲民主などの野党5党派は15日、北方領土を戦争で取り返すことの是非に言及し、日本維新の会から除名処分となった丸山穂高衆院議員について、辞職勧告決議案の提出を視野に検討に入った。政治家として資質を欠いていると判断した。条件として維新が提出を主導することを挙げている。自民党も提出されれば、賛成するか協議する。ただ維新は主導するのは控える方針で、決議案提出に至るかどうかは不透明な状況だ。

 議員辞職勧告決議に法的な拘束力はない。野党5党派内では、維新が決議案提出をリードする形が整えば、最速で来週の衆院本会議に提出できるとの見方も出ている。

 これに対し、丸山氏は自身のツイッターで、決議案が提出されれば「こちらも相応の反論や弁明を行う」と表明。「言論府が自らの首を絞める行為に等しい」と書き込んだ。議員任期を全うする考えも示した。(共同)